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■藤田社長は否認
捜査本部はこの報酬を得るため、姉歯容疑者が名義貸しを重ねていたとみており、同容疑者ら逮捕された八人を二十七日に送検、それぞれの容疑について調べる。
関係者によると、姉歯容疑者は名義貸しの報酬として、一マンションにつき、秋葉容疑者から八十万−百二十万円の構造設計料を得ていた。この報酬は、同規模のマンションと比較して三十万円程度高かったという。
これまでの調べに、姉歯容疑者は「病気がちの妻(三月に自殺)がおり、仕事確保のため偽装を重ねた」などと供述。捜査本部は、取引先の要望に応えるため、大幅に鉄筋量を減らした構造計算をしていた姉歯容疑者が、生活のため名義貸しにも手を染めていた疑いがあるとみている。
一方、虚偽の財務内容を国土交通省に届け出て建設業許可の更新を受けたとして、建設業法違反容疑で逮捕された木村建設(熊本県八代市、破産)社長の木村盛好容疑者(74)は「赤字を黒字に偽って粉飾し、国土交通省に許可申請を出したことは間違いない」と容疑を認めた。
元東京支店長の篠塚明容疑者(45)は「支店の売り上げだけを報告していた。本社が貸借対照表などの虚偽記載をしていたことは全く知らない」と否認。逮捕された残る二人の元幹部も「担当でないので分からない」「会社が赤字とは知らなかった」と否認している。
捜査本部は二十七日、粉飾決算に関与したとされ、容疑を認めている同社の元常務(44)と役員(37)を書類送検する方針。
確認検査機関の指定を受ける前に架空増資したとして、電磁的公正証書原本不実記録などの容疑で逮捕されたイーホームズ(東京都新宿区)社長の藤田東吾容疑者(44)は「増資はしたが、見せ金だった認識はない」と否認。架空増資の資金を貸したとされる司法書士岸本光司容疑者(66)は否認しながらも「短期間に貸付金が戻ってきたので増資の資金を貸し付けたと思われても仕方ない」と供述しているという。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060427/mng_____sya_____005.shtml