悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年04月27日(木) 00時00分

対策が本格始動へ 「GS下総中山」住民 東京新聞

 「事件の全容解明を」−。捜査の本格化と前後して、船橋市では耐震上の危険性が指摘された建物の解体方針などについて進展があった。一方、強度不足が判明している市川市の「グランドステージ(GS)下総中山」では、二十二日に住民説明会が開かれ、耐震診断に伴う実地調査について業者側が説明した。

 船橋市では解体工事が進む一棟に加え、二棟も解体することが正式に決まった。解体日程などについての住民説明会は二十七日に行われる。マンション販売のヒューザー(東京都大田区、破産手続き中)が建築主の工事中二棟については、来月中にも耐震強度を確定するための検証を市が行う。

 同市建築指導課の中山君雄課長は姉歯容疑者らの逮捕について「建築に携わる者として、人の生命にかかわる部分を偽装したことは、あらためて許せないと思う。建物周辺で不安を感じている市民が今もおり、一日でも早い解決に向け市としてもできることを進めたい」と話した。

 GS下総中山のマンション管理組合の男性理事(37)は「やっと逮捕まできたという印象だ。逮捕をきっかけに、事件の全容解明につなげてほしい。補強工事など建物の安全の問題はまだまだ解決していない。これを前に進めるためにも、捜査で責任の所在を明らかにしてほしい」と話した。

 構造計算書の偽造が判明した白井市の分譲マンション「ラ・ベルドゥーレ白井」は今月六日に解体工事が終了した。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20060427/lcl_____cba_____001.shtml