2006年04月24日(月) 13時15分
<第一生命>顧客情報20万6000件分のデータ紛失(毎日新聞)
第一生命は24日、77年以降に作成した顧客情報のうち約20万6000件分のデータを紛失したと発表した。誤って内部で破棄した可能性が高く、流出の可能性は低いと説明している。また、生年月日などの誤記が見つかった場合に払い戻す保険料などについて利息の計算を間違え、約13万2000件で計6200万円の支払い不足があったことも明らかにした。契約者1人当たり平均469円で、最大129万円を追加払いする。
顧客情報紛失は、氏名や証券番号、銀行口座などを記したマイクロフィルムを破棄。読み取りには専用機器が必要で、肉眼では読めないという。
利息の支払い不足は、生年月日や性別の誤記入に伴う保険料の清算などに際して生じたもので、97年7月から今月7日にかけての約13万2000件に見つかった。契約成立から利息が発生するまでの期間が正しくは「5日」なのに、土日や祝日を外して数える「5営業日」とする誤りが大半だったが、金利の「年5%」という社内規定を担当部署が誤って解釈していたケースもあった。【野原大輔】
(毎日新聞) - 4月24日13時15分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060424-00000037-mai-soci