2006年04月24日(月) 22時24分
灰色金利廃止なら解散、岩手県貸金業協会が方針決定(読売新聞)
岩手県内の消費者金融会社などで構成する岩手県貸金業協会(大泉衆一会長)は、出資法の上限金利が引き下げられて「グレーゾーン(灰色)金利」が廃止された場合、協会を解散する方針を決めた。
加盟する会員企業の廃業が相次ぎ、協会の存続が困難になると判断した。同協会によると、全国の貸金業協会で解散方針を決めたのは初めて。
消費者金融が利息制限法の上限金利(年15〜20%)を上回る金利で貸し付けても、出資法の上限金利(年29・2%)を下回れば刑事罰に問われないグレーゾーン金利問題では、金融庁の有識者懇談会が21日、グレーゾーン金利の廃止を盛り込んだ中間整理をまとめた。同協会は、これを受けて総会を開き、「廃止が正式に決まれば、会員企業の約7割は廃業に追い込まれる」(大泉会長)などとして、解散の方針を賛成多数で承認した。
(読売新聞) - 4月24日22時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060424-00000215-yom-bus_all