2006年04月22日(土) 13時02分
傷害:融資話に立腹し殴る 容疑で3人逮捕…被害者は詐欺未遂? /埼玉(毎日新聞)
融資の申込者から金をだまし取ろうとした男の顔を殴り、重傷を負わせるなどしたとして、県警公安2課と加須署は21日、加須市花崎4、政治団体幹部、白沢治容疑者(37)ら3人を傷害容疑などで逮捕したと発表した。
同課などは、金をだまし取ろうとした栃木県さくら市に住む無職の男(43)も詐欺未遂容疑で調べているが、重傷を負った男は「もうやらない。懲りた」などと供述しているという。
調べでは、白沢容疑者の妻(39)が知人を通じて知った無職の男に融資を頼んだところ、男に「300万円融資するには受託金40万円が必要」と言われ、白沢容疑者が立腹。3月27日午後8時35分ごろ、白水容疑者らは共謀して加須市花咲1の市道に男を呼び出し、4月1日午後2時35分まで加須、羽生市などを乗用車で連れ回し、車内などで男の顔を数十回殴り6週間の重傷を負わせるなどした疑い。男が1日、騎西町で車から逃げて民家に駆け込み110番通報した。
男は2月ごろ、プリペイド式の携帯電話や銀行の架空口座を手に入れ、融資保証金詐欺を始めようとしていたらしい。【酒井祥宏】
4月22日朝刊
(毎日新聞) - 4月22日13時2分更新
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