2006年04月18日(火) 08時24分
オウム教団本部に立ち入り 「控訴棄却」で信者けん制(共同通信)
公安調査庁は18日、団体規制法の観察処分に基づき、オウム真理教(アーレフに改称)の教団本部(東京都世田谷区南烏山)を立ち入り検査した。全国のほかの施設約10カ所も同日中に立ち入り検査する。
東京高裁が3月末、教団元代表松本智津夫被告(51)=教祖名麻原彰晃、1審死刑=の控訴棄却を決定後、初の立ち入り。弁護団は異議を申し立てているが、死刑確定の公算があり、被告を絶対視する信者らをけん制する狙いがあるとみられる。
弁護団は松本被告の裁判を受ける能力を疑問視して、控訴趣意書を昨年8月末の提出期限までに提出せず、東京高裁は3月27日、控訴を棄却する決定をした。
団体規制法による教団の観察処分は、2月に再更新された。
(共同通信) - 4月18日8時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060418-00000028-kyodo-soci