2006年04月18日(火) 00時00分

千葉銀でもスパイウエア詐欺 男再逮捕 （東京新聞）

　千葉銀行のネット決済利用者が、パソコンからデータを盗む「スパイウエア」の入ったＣＤ−ＲＯＭが送られ、現金をだまし取られた事件で、千葉県警船橋署は十八日、不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで、住所不定、無職竹川敦容疑者（３１）＝同法違反罪などで公判中＝を再逮捕した。

　調べでは、竹川容疑者は昨年十月上旬、船橋市本町の不動産会社に千葉銀行の名前をかたり、セキュリティー対策用と偽ってスパイウエア入りＣＤ−ＲＯＭを送付。パソコンにデータをインストールした不動産会社からネット銀行の利用に必要なＩＤとパスワードを盗み出し、同月二十四日、このＩＤなどを利用して自分が管理する銀行口座に三百万円を送金させてだまし取った疑い。

　竹川容疑者は、無職平山喜一受刑者（３４）＝同罪などで懲役二年六月確定＝と共謀。ネット銀行の利用者にスパイウエアを添付した電子メールを送り付けてＩＤやパスワードを入手し、約二百七十万円をだまし取ったとして、スパイウエア作成者としては国内で初めて警視庁に逮捕された。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060418/eve_____sya_____006.shtml