2006年04月18日(火) 13時03分
松橋町の殺人事件:松田被告に死刑求刑 「改しゅんの情なく」 /熊本(毎日新聞)
宇城市(旧松橋町)で03年、男女2人を殺害し現金を奪ったとして強盗殺人罪などに問われた八代市泉町下岳、無職、松田幸則被告(32)の論告求刑が17日、熊本地裁(松下潔裁判長)であった。検察側は「犯行は計画的で残虐。反省や改しゅんの情もなく、改善更生の余地も認めがたい」として死刑を求刑した。
起訴状などによると、松田被告は03年10月16日午前11時20分ごろ、宇城市松橋町曲野、無職、木下啓子さん(当時54歳)方で、木下さんと、同居人の無職、三浦隆雄さん(当時54歳)の2人の胸を、持って来た包丁でめった突きにして殺害。現金約8万円と高級腕時計などを奪った。
検察側は、松田被告は消費者金融などからの多額の借金を抱え、その一部(20万円)を借りていた三浦さんから金品を奪う目的で殺害を計画し実行したと指摘。「自己中心的な犯行動機に酌量の余地はない」と断じた。
4月18日朝刊
(毎日新聞) - 4月18日13時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060418-00000164-mailo-l43