2006年04月15日(土) 12時02分
過払い分返金請求訴訟：消費者金融業者相手に７３件提訴 ／岩手（毎日新聞）
盛岡市の消費者金融業者「東日本クレジット」（同市開運橋通）が過度の利息を取り立て、貸し付けに関する資料を開示しないなどとして、県内の債務者らが１４日、過払い分の返金と慰謝料の支払いなどを求める訴えを盛岡地裁、支部など計１１カ所に起こした。
担当する岩手弁護士会・消費者問題対策委員会によると、原告は債務者と連帯保証人の計１１９人で、提訴件数は７３件に上る。県内の同様の訴訟としては過去最大規模。過払い分５５７５万５４４５円の返金と慰謝料１６４７万円。さらに債務不存在の確認を求めている。同社は「訴状を見ていないので、コメントできない」と話している。
同委員会は県内の原告を集めて同社に対し計４回の集団訴訟を起こしており、いずれも同社が過払い分の返金と解決金の支払いを認める和解が成立した。【岸本桂司】
４月１５日朝刊
（毎日新聞） - 4月15日12時2分更新
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