2006年04月14日(金) 13時18分
旧UFJ銀のATM盗撮、首謀者ら2人を逮捕(読売新聞)
旧UFJ銀行(現・三菱東京UFJ銀行)のATM(現金自動預け払い機)コーナーに盗撮カメラが仕掛けられていた事件で、警視庁捜査3課は14日、盗撮カメラを仕掛ける実行犯らを統括していた、住所不定、無職宍戸幸司(39)と、実行犯を集めていた横浜市西区平沼1、会社役員藤井好夫(42)の両容疑者を建造物侵入と偽計業務妨害の容疑で逮捕したと発表した。
首謀者の宍戸容疑者は、「盗撮をしてキャッシュカードを偽造する方法を中国人から聞いた」などと供述しているという。
調べによると、両容疑者は昨年9月22日夕、本田和人被告(33)ら4人(いずれも起訴済み)と共謀し、東京都千代田区の同銀行ATMコーナーに盗撮目的で侵入。ビデオカメラを設置したATMを客に利用させるため、約2時間にわたって隣のATM前に居座るなどして、同銀行の業務を妨害した疑い。
宍戸容疑者の供述では、昨年8月、都内で日本語を話す中国人に会った際、盗撮で偽造キャッシュカードを作って金を払い戻す方法を教えてもらい、成功したら、うち2割をもらう約束を交わしていた。この事件では金銭的な被害は確認されておらず、同課では犯行グループが目的を達せなかったとみている。
また、宍戸容疑者は、都内の指定暴力団山口組系の組事務所に頻繁に出入りしていたことから、同課は、暴力団が預金を資金源にしようとしていた可能性もあるとみている。
この事件の逮捕者は計17人(うち1人は釈放)になった。
(読売新聞) - 4月14日13時18分更新
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