2006年04月13日(木) 21時14分
フジに売却「合理的」 東電株主の請求棄却(共同通信)
ライブドアとフジテレビジョンのニッポン放送株争奪戦で、東京電力がフジ側の株式公開買い付け(TOB)に応じたことをめぐり、東電の個人株主2人が「不当な安値で株を売った」として、東電の社長らに同社への約1億円の損害賠償を求めた株主代表訴訟の判決で、東京地裁は13日、請求を棄却した。
市村陽典裁判長は「重要な取引先のフジサンケイグループとの関係維持が目的で、株売却を選択したのは不合理ではない」との判断を示した。
判決によると、東電はライブドアがニッポン放送株買収を進めていた昨年3月7日、保有する約16万株を、当日の市場価格より約1億円安い約9億5000万円でフジに売却した。
(共同通信) - 4月13日21時14分更新
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