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NHKによると、大下プロデューサーは、札幌放送局と同報道センターに勤務していた二〇〇一年一月から今年四月にかけ、架空の国内出張申請を計二百四十二件行い、受け取った旅費と日当を服飾費や飲食費に充てていた。十一日に全額を弁済した。
今月五日、大下プロデューサーが九州二県を回る日帰りの出張(四月二日、Jリーグ中継)を事後申請したが、強行日程を不審に思った上司が調べ、本人に問いただしたところ不正を認めた。同プロデューサーは、NHKから渡された航空券を空港でキャンセルし、現金化、着服していた。
大下プロデューサーは、「服飾費などでクレジットカードの支払いがかさみ、旅費を不正に受け取る方法を実行した。いつか発覚すると恐れていたが、やめられなかった。改革に取り組んでいる中、大変申し訳ない」と謝罪しているという。
NHKは、原田豊彦放送総局長ら理事二人を減給、同プロデューサーが勤務していた札幌放送局の当時の上司ら十人を出勤停止、減給、けん責の処分にした。
NHKでは、二〇〇四年夏に番組制作局のチーフプロデューサーの制作費着服が発覚。これを受けて、弁護士などによる「業務点検・経理適正化委員会」の助言を受けながらチェック体制を強化していた。
今後一カ月間をめどに全部局で出張の実態を点検する。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060412/mng_____sya_____012.shtml