2006年04月11日(火) 19時22分
「薬買えるようになったでしょ」─配慮足りずと削除(読売新聞)
内閣府は、薬の規制緩和に関する政府広報について、「配慮の足りない点があった」として、政府広報のホームページなどから削除した。
広報は2月26日から先月末にかけて、テレビやラジオ、新聞、雑誌などで放送、掲載したもの。医薬品の一部を医薬部外品にして、コンビニエンスストアなどで販売できるようにしたことを、「構造改革の何がうれしいって、コンビニで薬の一部が買えるようになったでしょ」などのコピーとともに紹介した。
これについて、全国薬害被害者団体連絡協議会が先月末、「本来、最小限度に使うべき薬の利便性ばかりを強調し、購買をあおるのは許せない」と内閣府に抗議していた。内閣府では「一面的な価値観を含んだコピーで、配慮が不十分だった」と認め、今月5日、記録のためにホームページに残してあった広報を削除した。
(読売新聞) - 4月11日19時22分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060411-00000111-yom-soci