2006年04月07日(金) 20時38分
配慮不足認め待合室改装 花火事故遺族抗議で最高検(共同通信)
兵庫県明石市の花火大会事故で死亡した11人の遺族らが最高検を訪れた際「失礼極まりない対応をされた」と抗議した問題で、最高検の栃木庄太郎刑事部長は7日、「配慮が十分でなかった点があり、遺憾に思っている」との談話を発表した。
また最高検は、遺族らから対応場所として不適切と指摘された待合室の改装工事に着手。会議用テーブルやいすを購入し、4月中に「面談室」に模様替えする。
事故で二男=当時(2つ)=を亡くした下村誠治さん(47)らは、当時の県警明石署長らを2度にわたって起訴相当とした検察審査会の議決に従うよう要請するため、事前に了解を得た上で、3月29日に東京・霞が関の最高検を訪れた。
通されたのはいすしかない1階の待合室で、対応した検察事務官3人は遺族の名前を確認せず、指摘するまで下村さんらの話をメモしなかった。
(共同通信) - 4月7日20時38分更新
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