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2006年04月04日(火) 00時00分

電子マネー普及で小銭要らず…硬貨流通量が初めて減ZAKZAK

 日銀が4日発表した3月のマネタリーベース(資金供給残高)によると、貨幣(硬貨)が市中に出回っている量を示す流通残高が4兆4521億円と前年同月に比べ19億円減り、0.0%減と1971年の調査開始以来、伸び率が初めてマイナスとなった。

 電子マネーの急速な普及でコンビニなどの店頭で釣り銭を受け取る必要がなくなり、硬貨を使う機会が減っていることが背景にあるとみられる。硬貨の流通残高は2005年3月に2.0%増となった後、伸び率の鈍化傾向が続いていた。

 電子マネーは、貨幣情報を読み込ませた集積回路(IC)を付けたカードや携帯電話で、現金を使わずに決済する仕組み。電車に乗ったり、コンビニで買い物したりする際に利用されるケースが増えている。

 また、貨幣と日銀券(お札)に日銀当座預金残高を加えたマネタリーベースは、前年同月比1.0%減の109兆2791億円と01年1月以来の前年割れとなった。

 日銀が3月9日に量的金融緩和政策の解除を決めたことに伴い、当座預金残高が6.5%減の30兆4396億円に減ったことが主因。お札は1.5%増の74兆3874億円だった。

ZAKZAK 2006/04/04

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_04/t2006040430.html