2006年04月01日(土) 03時05分
<ライブドア>本社、ヒルズから移転へ イメージ転換狙いも(毎日新聞)
ライブドアの平松庚三社長は31日、毎日新聞のインタビューに応じ、東京都港区の六本木ヒルズから本社機能を移転する意向を明らかにした。「入居費用の負担が重くなり始めているため」と説明しているが、イメージ転換をはかる狙いもあると見られる。また平松社長は、子会社でグループ離脱を表明しているライブドアオートの全株(51%)を売却する考えを示し、依然としてライブドアの17.25%の大株主である前社長の堀江貴文被告に対し、弁護士を通じて「資本政策に協力してほしい」と要請したことも明らかにした。
六本木ヒルズを拠点とする若い起業家やビジネスマンは「ヒルズ族」と呼ばれ、活力ある「勝ち組」といった好印象の一方で、拝金主義的なイメージがあった。伝統的企業に敵対的な買収をしかけるなど慣習に挑戦的な姿勢を嫌う経済人も少なくなかった。
ライブドアは堀江前社長とともに「ヒルズ族」を最も象徴する存在だった。平松社長は「ヒルズ族と呼ばれたくないわけじゃない」と語ったが、ヒルズ脱出により旧経営陣のイメージを払しょくする狙いもあるようだ。
六本木ヒルズからは、「ヒルズ族と呼ばれたくない」としてヤフーも本社機能の移転を検討している。
(毎日新聞) - 4月1日3時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060401-00000021-mai-bus_all