2006年04月01日(土) 18時00分
青少年の薬物使用「深刻」9割=ネットで入手容易に−内閣府調査(時事通信)
内閣府が1日発表した「薬物乱用対策に関する世論調査」によると、青少年の薬物問題を深刻と認識している人が91.5%を占めた。1999年11月の前回調査に比べ3.7ポイント減ったものの、薬物使用やそれに絡む犯罪の広がりへの国民の危機感を裏付けた。
調査は1月6日から22日にかけ、全国15歳以上の男女5000人を対象に実施。有効回答率は52.5%だった。
青少年の薬物問題への認識を聞いたところ、「深刻」は72.4%、「どちらかといえば深刻」は19.1%だった。これに対し、「深刻ではない」「どちらかといえば深刻ではない」は合わせて0.9%にとどまった。
青少年に薬物乱用が増加している原因(複数回答)では「インターネットや携帯電話で入手しやすくなった」が72.0%でトップ。以下、「繁華街などで入手しやすくなった」(69.0%)、「薬物乱用の恐ろしさの認識不足」(53.5%)などの順だった。
(時事通信) - 4月1日18時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060401-00000062-jij-pol