2006年03月30日(木) 13時01分

懲戒処分：男性職員を免職　同僚だまし１４００万円借金−−大阪市消防局　／大阪（毎日新聞）

　大阪市消防局は２９日、返済不能なのに返すことができると装って同僚２人から計約１４００万円を借りたとして、指令課の男性職員（３６）を懲戒免職にした。市の職員共済組合から２４００万円の貸付金が振り込まれるよう装っていた。
　消防局によると、職員は昨年１２月、実際には提出していない共済組合の貸付金申込書や事務連絡書類を２人にそれぞれ提示、共済組合から貸付金が振り込まれた後に返済するとの約束で借金した。理由は「自宅のリフォーム代金」「借金の整理」などと説明したという。金を貸した同僚が返済期限が迫った今年２月、上司に相談して発覚した。職員には、生活費や遊興費などのため消費者金融に約５００万円の借金があったといい、「消費者金融から返済を迫られ、最初からだますつもりだった。少しずつでも返済したい」と話しているという。
　◇現金など窃盗容疑、平野区役所職員も
　また同市は同日、市の職員寮で女性職員（１８）の現金などを盗むなどしたとして窃盗容疑で逮捕された平野区役所の男性職員（１９）を、懲戒免職処分にした。【麻生幸次郎】

３月３０日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060330-00000156-mailo-l27