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米国やフランスで現金自動出入機(ATM)を使った、みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行など邦銀大手の顧客のカード情報が、盗まれている危険性があることがわかった。みずほは対象者約450人に、三菱東京UFJ、三井住友もそれぞれ数百人に警戒を呼びかけているが、ほかの国内大手にも被害が広がる可能性が高いとみられる。
みずほによると、米国のATM管理会社から2月24日、国際キャッシュカードを使った顧客の一部のカード情報が盗まれた可能性がある、との連絡を受けた。フランスのATM利用者も盗まれた可能性があると追加連絡があり、対象者が膨らんだ。このATM管理会社は、みずほや三菱東京UFJ、三井住友以外の国内大手金融機関のカードも幅広く扱っており、被害は拡大しそうだ。
盗まれた内容は不明といい、暗証番号などの重要情報が含まれている可能性もある。
みずほは「顧客に直接連絡をとればいい」として公表せず、今月20日付で対象の約450人に暗証番号変更やカード再発行の申請を促す文書を送付。実際に暗証番号を変えた人数は「まだ把握できていない」という状態だ。顧客への連絡まで1カ月近くかかったことについては「最大限努力した」と説明している。
海外でのカード情報流出を巡っては、国内の7万人分近い流出が昨年発覚し、不正利用の被害も起きている。
http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY200603270390.html