2006年03月27日(月) 19時37分
「長者番付」廃止が決定 改正所得税法成立(共同通信)
改正所得税法が27日の参院本会議で成立し、「長者番付」として知られた高額納税者公示制度の廃止が正式に決まった。毎年5月に公表されてきたが、今年から番付が話題に上ることもなくなる。
公示制度は1950年に始まり、最近は所得税額が1000万円超の納税者の住所、氏名、申告納税額が税務署に掲示された。しかし、悪用されるケースがあり、プライバシーを保護するため、廃止論が強まった。
一方、同時に改正法人税法も成立し、法人所得の公示も廃止となった。「法人の場合は、プライバシー保護の問題とは関係ない。むしろ積極的に公表すべき」との意見も一部の有識者から出ていたが、国会で議論されることはなかった。
(共同通信) - 3月27日19時37分更新
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