2006年03月26日(日) 03時14分
消防本部へ大量迷惑メール、火災配信サービス不調に(読売新聞)
福岡県柳川市消防本部(竹下敏郎消防長)のコンピューターに、大量の迷惑メールが送りつけられたため、火災を消防団員や市民らに知らせるメール配信サービスができなくなった。
迷惑メールを自動的に削除する能力の限界を超えたとみられ、同本部は25日からサービスを停止し、システムを開発した業者が復旧作業にあたっている。
このサービスは火災発生時間や場所を登録者に一斉に配信するため、今月1日にシステムを本格導入した。24日午後発生した同市内の住宅火災が最初のメール配信機会となったが、登録者1129人のほとんどにメールが届かなかった。
対策として、アドレス変更も検討しているという。
コンピューターには、今月上旬から、迷惑メールが断続的に数万通送り込まれた。
業者によると、迷惑メールは、何者かが手当たり次第にアドレスを作成してメールを送ってみて、届いたことが分かれば、集中して送り込むのが一般的な手口という。業者は「送り手はどこに届いたか知らずに送っているはずだ」と分析している。
(読売新聞) - 3月26日3時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060325-00000214-yom-soci