2006年03月24日(金) 09時15分
NY州、個人情報販売のサイト運営業者を摘発(ITmediaニュース)
サイトで秘密厳守をうたって数百万のコンシューマーから集めた個人情報を迷惑メール業者に売り渡したとして、サイト運営業者が米ニューヨーク州の検察当局に提訴された。
検察当局の3月23日の発表によると、摘発されたのはワシントンD.C.のWebサイト運営業者、Gratis Internet。意図的なプライバシー侵害としては過去最大規模になるとして、裁判で罰金と差止命令の言い渡しを求めている。
調べによるとGratisは、「FreeiPods.com」「FreeCDs.com」「FreeDVDs.com」「FreeVideoGames.com」といったサイトを使い、iPodなどの商品が無料でもらえるとうたってユーザー情報を収集。「名前や電子メールアドレスといった個人情報の販売、貸与、供与は一切しない」などとサイトに明記しておきながら、数百万人分の顧客リストを電子メールマーケティング業者3社に売り渡していたとされる。
メールマーケティング業者はこの情報を使って大量の宣伝メールを送信しており、そのうちの1社、Datran Mediaが先に州検察当局に摘発され、罰金の支払いに同意している。
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(ITmediaニュース) - 3月24日9時15分更新
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