2006年03月22日(水) 20時39分
拳銃を無断持ち出し、HPに写真公開した警察官を処分(読売新聞)
岩手県警は22日、県警情報管理課の男性事務職員(33)を銃刀法違反(不法所持)の疑いで盛岡地検に書類送検し、減給処分にした。
職員は同日付で依願退職した。
調べによると、職員は江刺署(奥州市)に勤務していた2002年9月22日午前4時ごろ、同署で宿直中、無断で拳銃2丁を保管するロッカーから持ち出した疑い。職員は拳銃をデジタルカメラで撮り、自分が開設したホームページで公開していた。昨年12月、県警の別の事務職員が偶然このホームページを見つけ、発覚した。
ロッカーの鍵は、宿直する警察官の責任者が管理しているが、職員は一緒に宿直した警察官がパトロールや仮眠をしているすきに、鍵を持ち出したという。拳銃は撮影後、ロッカーに戻した。
職員のホームページにはパトカーや県警ヘリコプター、警棒などの写真約30枚も掲載されていたといい、職員は「自分が開設したホームページに興味を持ってもらいたかった」などと話しているという。
県警の菊地啓一・首席監察官は「警察職員としてあるまじき行為。職員倫理をきちんと図っていきたい」と陳謝した。
(読売新聞) - 3月22日20時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060322-00000313-yom-soci