2006年03月18日(土) 02時57分
ウィニーで流出 賭けゴルフ発覚 近鉄、35人処分へ(産経新聞)
私鉄大手の近鉄(大阪市)は十七日、賭けゴルフを行ったとして社員三十五人を近く処分すると発表した。四十代社員の私物パソコンから、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を介し、勝敗表などがネット上に流出したのが発覚のきっかけ。職場の車庫の配線図なども流出しており、同社員についてはこの件でも処分する。同社は「情報管理の不備をおわび申し上げる」と陳謝している。
同社によると、賭けゴルフは職場有志の懇親会として平成十六年九月に三重県内で行われた。奈良県香芝市の五位堂検修車庫に勤務する三十五人が参加。プレーした二十人を八つの枠に分け、一位と二位の枠を当てる仕組みで、三十五人が一口二百円で千円から二千円を賭け、配当は最大で一万八千二百円だった。
この社員は私物パソコンで案内状や枠の割り振り、賭け金の分配結果などを作成。また、車庫の配線図や作業マニュアルなども入力していた。今月、データが流出したと警告する匿名のメールがパソコンに届いたのに放置していた。
流出したデータに顧客の個人情報などは含まれておらず、列車運行の保安上、問題のあるデータもないという。
(産経新聞) - 3月18日2時57分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060318-00000022-san-soci