2006年03月17日(金) 12時01分
Nシステム、流出の可能性=誘拐捜査マニュアルも?−ウィニー問題・愛媛県警(時事通信)
愛媛県警警部の私物パソコンからファイル交換ソフト「ウィニー」を介して捜査資料がインターネット上に流出した問題で、流出情報の中に、国道などに設置されている「Nシステム」(自動車ナンバー自動読み取り装置)のデータが大量に含まれている可能性が高いことが17日、分かった。外部からの指摘で、ほかに誘拐捜査マニュアルなどもあった疑いがあり、同県警が特定作業を進めている。
Nシステムは、事件捜査に使用する目的で、全国の主要国道や高速道路に設置され、車の通過情報を記録している。1986年から導入され、整備が進められているが、人権団体などからは、プライバシー侵害につながるとの指摘もある。
一方、誘拐捜査マニュアルも全国的な捜査活動にかかわるもので、県警監察官室は「事実なら愛媛だけで済まされない問題で、具体的中身は言えない。流出情報は現在解明中だ」としている。
(時事通信) - 3月17日12時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060317-00000037-jij-soci