2006年03月17日(金) 13時02分
情報流出:生徒名や写真、教諭のPCからネットに−−県立養護学校 /新潟(毎日新聞)
下越地方の県立養護学校の生徒11人分の名前や集合写真などが、担任の男性教諭(38)のパソコン(PC)からインターネット上に流出していたことが分かった。流出データを見つけた第三者の指摘で、県教育委員会は1月に把握していたが、「データ数が少なく、内部で再発防止を呼びかけてきた」として流出の事実を明らかにしていなかった。
県教委義務教育課によると、教諭は生徒一人一人の授業態度や各教科の努力目標、校外学習の写真などを校内の公用PCに記録していたが、「学校だけでは仕事が間に合わなかった」と、データを自宅のPCにコピーしていた。
このPCにインストールしたファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を通じ流出したとみられる。
県教委が04年に定めた個人情報流出防止マニュアルでは、生徒の個人情報を校外に持ち出さないよう規定しており、教諭は15日に減給10%・1カ月の懲戒処分となった。
義務教育課の宮下祐一課長補佐は「校長と教諭が保護者に謝罪し、一定の理解は得ている。今後はこのようなことがないようにしたい」と話した。【五十嵐和大】
3月17日朝刊
(毎日新聞) - 3月17日13時2分更新
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