2006年03月15日(水) 11時01分
催眠商法:業者に県が禁止を指示 /青森(毎日新聞)
県は14日、外部から遮断した会場で客を興奮状態にする「催眠商法」で高額商品を買わせたとして名古屋市の訪問販売業「ウエルエナジー」に対し、特定商取引法に基づき、違法な勧誘などをしないよう指示する行政処分を行ったと発表した。同社は青森市古川2に営業所があったが、現在は閉鎖されているという。
県によると、05年4月から12月までに県内で24件の被害相談が寄せられた。同年5月のケースでは、同社従業員がスーパー駐車場で買い物客に「4000円の磁気入りサポーターを先着10人に無料であげている」と整理券を渡した。集まった約20人を、あらかじめ販売会場として貸し切っていた飲食店に連れて行き、安い商品を無料で配布して客を興奮状態に導き、遠赤外線羽毛布団のセット(50万4000円)を購入する契約を結ばせた。客がクーリング・オフをすると、従業員が訪れ、再契約を迫った。さらに「頭金は本社に振り込んで手元にない。会場で渡したものを買い取らないか」と述べ、受け取った代金の一部2万4000円の返還を拒否した。【長谷川典義】
3月15日朝刊
(毎日新聞) - 3月15日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060315-00000032-mailo-l02