2006年03月15日(水) 19時33分
利用者保護が必要 首相、高利の消費者金融で(共同通信)
小泉純一郎首相は15日午後、参院予算委員会の証券・金融問題に関する集中審議で「消費者金融」に関し「わずかなお金を借りて多額の借金を返さないといけない。高金利をむさぼっている業者に被害を受けないような対策を講じなくてはならない」と述べ、利用者保護に取り組む考えを示した。
与謝野馨金融担当相も「高い金利で貸す消費者金融業者の広告が堂々と出て、超一流だと思っていた銀行が消費者金融業者と一緒に広告を出しているのは不愉快だ」と、大手銀行が消費者金融と共同で事業を展開する現状を批判した。
また首相は、ライブドア事件をめぐり、同社株暴落で損害を被った株主について「投資する時にはリスクや損を考えてもらわないと市場経済は成り立たない。株が全部上がるなんてあり得ない。自己責任で買ってもらう。政府が損した人の面倒を見ることはできない」と強調した。
(共同通信) - 3月15日19時33分更新
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