2006年03月15日(水) 16時01分
薬事法違反:輸入健康食品から医薬品成分検出 県、容疑で業者を調査 /兵庫(毎日新聞)
県は14日、神戸市兵庫区の業者が中国から輸入してインターネットで販売していた健康食品から、健康被害の恐れがある医薬品成分シルデナフィルが検出されたと発表した。県は薬事法違反(医薬品の無許可販売など)の疑いで業者を立ち入り調査し、販売の停止と製品回収を指示した。
シルデナフィルは、勃起不全治療薬「バイアグラ」の成分にも使用され、頭痛、視覚障害などの副作用がある。県の検査で、1カプセル当たり72ミリグラムのシルデナフィルが含まれ、バイアグラの2倍以上の用量だった。
県薬務課によると、業者は当初、自分の飲用に中国から輸入していた製品を今年1月から商品名「男健(なんけん)」としてインターネットで通信販売。1カプセル当たり780円で、計約100カプセルを表示・説明なしに売っていた。【桜井由紀治】
〔神戸版〕
3月15日朝刊
(毎日新聞) - 3月15日16時1分更新
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