2006年03月13日(月) 13時58分
虚偽報告のグローバリー、元社長ら7被告に有罪判決(読売新聞)
顧客とのトラブルを隠し、国に虚偽の報告をしたなどとして、商品取引所法違反(虚偽報告など)の罪に問われた元商品先物取引大手「グローバリー」(名古屋市東区)の元社長山田保弘被告(45)ら7被告の判決が13日、名古屋地裁であった。
伊藤納裁判長は、山田被告に懲役10月、執行猶予3年(求刑・懲役10月)、同社に求刑通り罰金800万円を言い渡した。
ほかに、元専務の古橋孝彦(53)、元常務の石渡正春(54)両被告に各懲役8月、執行猶予3年(求刑・懲役8月)、元札幌支店長田中隆被告(36)ら元社員4人に懲役8月〜4月、執行猶予3年〜2年(求刑・懲役8月〜懲役4月)を言い渡した。
判決によると、山田、古橋、石渡3被告は2004年11月、顧客とのトラブルの和解金を裏金として捻出(ねんしゅつ)するため、同年4月〜9月に自己取引で得た約1億1600万円を差し引くなどした虚偽の損益計算書を国に提出。
さらに、同年9月までの3年間のトラブル件数を、実際より273件少なく記載した報告書を国に提出した。田中被告ら元社員4人は03年7月〜04年9月、損を出している客に対し、「利益を付ける」などとうそを言って強引に取引を継続させた。
(読売新聞) - 3月13日13時58分更新
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