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2006年03月13日(月) 15時16分

<岡山県警情報流出>ウィニー使用禁止 違反なら懲戒免職も毎日新聞

 岡山県警倉敷署の巡査長が所有するパソコンから約1500人分の個人情報を含む捜査資料がインターネット上に流出した問題で、県警は今月中旬までに、全職員に対しファイル交換ソフト「ウィニー」の使用を禁止し、福島克臣本部長に自筆の誓約書を提出するよう指示していたことが分かった。
 使用禁止の対象には職員の家族も含めた。本人が誓約に反した場合は懲戒免職を含め厳しい処分で臨む方針。昨年6月以降の指示が守られなかった反省から、異例の厳罰方針を打ち出した。
 通達は3月9日付。本部長名で、私物パソコンで捜査情報を扱わない▽ファイル交換ソフトがインストールされた私物パソコンを、家族を含めて使用しない▽私物パソコンからウイルスが検出されなかったことを示す画面を印刷して提出する——ことを指示し、自筆で「使用しない」旨の誓約書を提出するよう求めた。
 県警幹部によると、通達文以外に「職員本人が誓約に反した場合は、懲戒免職処分を覚悟すること」との趣旨が伝達されているという。流出発覚後、県警は職員が所有するすべての私物パソコンに関し、捜査情報やファイル交換ソフトが入っていないかどうかの点検を始めている。
 「ウィニー」を巡っては、岡山の約4倍の捜査資料が流出した愛媛県警も10日、再発防止策として全職員に「使用しない」との誓約書を提出するよう指示している。【傳田賢史】
(毎日新聞) - 3月13日15時16分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060313-00000056-mai-soci