2006年03月10日(金) 13時01分
格差社会に言及「主婦欺くな」=詐欺有罪の教材業者に裁判長−札幌地裁(時事通信)
旅行業務の国家資格取得のための教材を「ほぼ全員が合格している」と偽って販売したとして、詐欺と特定商取引法違反の罪に問われた札幌市の教材販売会社「ネクサス」(清算中)元社長林賢一被告(35)らの判決公判が10日、札幌地裁であった。遠藤和正裁判長は林被告に対し懲役3年、執行猶予5年、罰金300万円(求刑懲役3年6月、罰金300万円)とするなど3人に有罪、法人としての同社に求刑通り罰金300万円を言い渡した。
遠藤裁判長は判決理由で「犯行は自己中心で巧妙こうかつ」と指摘。最後に「貧富の格差が問題となる中、家計を助けようと必死な主婦に対し、こういう商売を行うのは厳しい非難を免れない。自分のやったことに責任を取って」と語り掛けた。
(時事通信) - 3月10日13時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060310-00000046-jij-soci