2006年03月10日(金) 20時22分
因縁つけたら警察車両 「当たり屋」の男逮捕（共同通信）
わざと車にぶつかり治療費名目で現金をだまし取る「当たり屋」の男が、警察の捜査車両と知らずに因縁をつけたことがきっかけで福岡県警南署に逮捕された。その後の捜査で約４０件の余罪が判明。同署は１０日までに、裏付けの取れた３件を詐欺容疑で追送検した。
男は福岡市南区の建設作業員河野義久容疑者（３４）。
調べでは、河野容疑者は今年１月１９日、同市内の路上で県警の捜査車両に体をぶつけ、金を求めた。警察官が身分を隠し「警察を呼ぶぞ」と言うと逃走。１０分後に近くで女性の車に当たり、金を要求したのをこの警官が目撃し、詐欺未遂の現行犯で逮捕した。
１９９８年ごろから、福岡市内でタクシーや一般車に「タイヤで足を踏まれた」などと因縁をつけ、２万−３万円を要求。金はギャンブルなどに使っていたという。
（共同通信） - 3月10日20時22分更新
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