2006年03月06日(月) 19時33分
建築士2人の免許取り消し 不正改造や耐震強度偽装で(共同通信)
国土交通省は6日、ビジネスホテルチェーン「東横イン」の不正改造工事で建築士の名義を貸していた一級建築士1人と、耐震強度不足の分譲マンションを設計した木村建設の一級建築士1人を建築士法に基づき免許取り消し処分とした。
同日開いた中央建築士審査会(会長・村上周三(むらかみ・しゅうぞう)慶応大教授)の同意を得て決めた。
東横イン問題で建築士に懲戒処分が出るのは初めて。この建築士は、改造工事を担当した会社では実際には仕事をしていないのに、7件のホテルについて管理建築士として名義を貸し、報酬を得ていた。
耐震強度偽装を受けた免許取り消し処分は、姉歯秀次(あねは・ひでつぐ)元一級建築士を含め計10人となった。
耐震偽装関係では、このほかに5人の一級建築士が、耐震強度不足の建物を設計したなどとして2—12カ月の業務停止となった。
(共同通信) - 3月6日19時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060306-00000174-kyodo-pol