2006年03月03日(金) 11時01分
不審電話:労働局職員装い、個人情報の聞き出し図る−−北勢地方の企業に /三重(毎日新聞)
◇問い合わせ、70件にも
三重労働局の職員を装い、従業員の名前など個人情報を聞き出そうとする不審な電話が、2月上旬から北勢地方の企業を中心に相次いでかかっていることが2日、分かった。各企業からの問い合わせは計70件に上り、労働局は「そういう依頼をすることはない」として、2月中旬から同局のホームページで注意を呼び掛けている。
労働局によると、電話は労働局や各地の労働基準監督署の職員をかたり、各企業の従業員名や年齢を聞き出そうとする手口で、実際に企業を訪問した例はないという。問い合わせがあった70件のうち、約50件は四日市市内の企業で、他に鈴鹿、津両市内の企業など。数社は従業員2〜3人の姓を教えてしまったケースもあるという。
労働局企画室は「不審電話には即答せず、相手先の担当部署名や氏名、電話番号を聞くなど慎重な対応をしてほしい」と話している。【田中功一】
〔三重版〕
3月3日朝刊
(毎日新聞) - 3月3日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060303-00000033-mailo-l24