2006年03月02日(木) 19時28分

１万３６００件の情報流出　富士宮信金、口座番号など（共同通信）

　富士宮信用金庫（静岡県富士宮市）は２日、顧客の口座番号や手形金額など約１万３６００の顧客（法人・個人）情報が流出したと発表した。これまでに不正使用は確認されておらず、同信金は「流出情報だけでは資金の引き出しなどができず、被害が出る可能性は低い」としている。
　流出したのは、２００３年１０月時点の手形決済情報で、約１万３６００の個人や法人顧客に関する名前や金融機関コード、支店コード、口座番号、手形金額などが含まれていた。手形はすべて決済を終えたものだった。　同信金の手形管理システムは、ＮＥＣグループが開発と保守業務を受託。同グループは新システムへのデータ移行作業を東京都内の協力会社に委託したが、協力会社の男性社員（２３）がデータを無断で自宅に持ち帰り、個人パソコンに保存。０６年１月、個人パソコンがファイル交換ソフト「ウィニー」のウイルスに感染し、データが流出したという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060302-00000226-kyodo-bus_all