2006年02月28日(火) 14時38分
ガス栓不備、全国35のガス事業者も家庭に設置(読売新聞)
東京ガスが設置したガス栓に不備が生じ、ガス漏れによる出火事故が相次いでいた問題で、同型のガス栓は同社以外にも、全国35のガス事業者が家庭向けに設置していたことが28日、経済産業省の調査で分かった。
同省は、ほかにも事故が起きていた可能性があるとみて、近く各ガス事業者に、工事実績などを調べ、対策を講じるよう求める。
経産省によると、このタイプのガス栓は、コンロ下の収納用キャビネット内に設置するタイプ。キャビネットが引き出し型の場合、ガス栓のビスが収納物にこすれて抜け落ちるおそれがあり、ガス栓が半開になるとガス漏れする可能性がある。
東京ガスでは、2002年から先月にかけて4件の出火事故があり、一人が軽いやけどを負った。
経産省がガス栓メーカーに確認したところ、全国の中小ガス事業者の35社に販売していたことが判明したという。このため、同様の事故が今後も起きるおそれがあるとみて、業界団体などを通じて対策を講じるよう求める。
(読売新聞) - 2月28日14時38分更新
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