2006年02月27日(月) 02時42分
海図ソフトも流出 海自情報(産経新聞)
佐世保基地(長崎県佐世保市)所属の護衛艦「あさゆき」の隊員が所有する私用パソコンから、ファイル交換ソフト「ウィニー」を通じてインターネット上に軍事情報が流出した問題で、海底の地形、水深などが表示される「海図ソフト」も含まれていたことが二十六日、海上自衛隊の調査で明らかになった。
海自によると、海図ソフトは防衛庁が指定する「秘」などの秘密情報ではなく、別の隊員が一般に入手可能な情報を基に会議での説明用などに作製したもの。「あさゆき」隊員など関係者が所持していた。海自では「流出データに含まれてはいたが、外部への持ち出しや私用パソコンへの取り込みを禁止した情報には当たらない」としている。
海上幕僚監部の事故調査委員会では、流出した情報の調査、分析を急いでおり、他に「秘」に当たる情報がないかを含め早急に流出リストを作成したいとしている。
(産経新聞) - 2月27日2時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060227-00000016-san-soci