2006年02月27日(月) 18時58分
<ガス漏れ>ボヤ4件、1人やけど 東京ガスが無料点検(毎日新聞)
東京ガスは27日、ガスコンロの真下が引き出しになっているタイプのシステムキッチンで、ガス栓からガスが漏れて引火するボヤが、02年12月から今年1月までに計4件発生。うち1件で、女性が顔と両腕に全治3週間のやけどを負っていたと発表した。
同社は被害者に謝罪し、同様のガス栓を使用している可能性がある約132万世帯を対象に無料で緊急点検する。
同社によると、ボヤは横浜市内で3件、東京都台東区内で1件発生した。コンロの真下の引き出しに、鍋などを詰め込み過ぎたことが原因で(1)引き出しの開け閉めで鍋などとガス栓がこすれ合ううちに、栓から空気抜き孔付きネジ(内径9ミリ)が脱落(2)さらに栓の開閉つまみが半開きの状態になったため、ガスが引き出し内に漏れ、利用者がガスコンロに点火しようとした際に引火して引き出し内部を焦がした。
同タイプのガス栓は、98年9月から04年1月に約132万世帯に設置された。コンロの真下が引き出しではなく観音開きの扉の場合、引火の危険性は低い。しかし、同社は引き出しタイプが全部でどのくらいあるか把握していないため、対象世帯すべてにダイレクトメールを送り、緊急点検を申し込むよう呼びかける。問い合わせフリーダイヤル(0120・477・140)。
同社の営業エリアは関東地区に山梨、長野両県を合わせた1都8県の約970万世帯で、点検対象は契約世帯の13・6%に当たる。【早川健人】
(毎日新聞) - 2月27日18時58分更新
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