2006年02月27日(月) 21時24分
茨城の鳥インフルエンザ、無届けの獣医師ら4人逮捕(読売新聞)
茨城県内で経営する養鶏場から鳥インフルエンザの感染歴を示す抗体が見つかったのに県に届け出なかったなどとして、茨城県警は27日、ともに獣医師で「愛鶏園」(本社・横浜市)の元取締役江口郁夫(58)、元研究開発部長前田良雄(53)の両容疑者を家畜伝染病予防法(届け出義務、検査妨害)違反の疑いで、社員の男2人を同法(検査妨害)違反の疑いで逮捕した。
調べでは、江口、前田両容疑者は昨年6月、同県茨城町にある同社養鶏場の鶏の抗体検査を、独立行政法人「動物衛生研究所」(同県つくば市)の知り合いの女性職員に非公式に依頼。一部が陽性と判明したにもかかわらず、同法が獣医師に義務付けている県への届け出を怠った疑い。
さらに4人は、県が感染の有無を調べるため、昨年8月、同社の2養鶏場を検査した際、別の養鶏場で飼育されていた若鶏の血液を検査対象の養鶏場で採取したかのように偽って報告し、検査を妨害した疑い。
江口容疑者以外は、容疑を認めているという。
県警は、獣医師の資格を持つ同研究所の女性職員にも届け出義務違反の疑いがあるとみて、事情を聞いている。
(読売新聞) - 2月27日21時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060227-00000314-yom-soci