2006年02月27日(月) 20時22分
家庭コンロ用ガス栓に構造上の問題、出火事故4件(読売新聞)
東京ガスは27日、家庭コンロ接続用に設置したガス栓に構造上の問題があり、ガス漏れによる出火事故が過去に4件起きていたと発表した。
うち1件では、調理中の女性がやけどを負った。同社は28日から、対象の家庭にダイレクトメールを出し、無償点検を行う。
同社によると、問題のガス栓は「空気抜き孔付き機器接続ガス栓」と呼ばれ、コンロ下の収納用キャビネット内に設置。キャビネットが引き出し型の場合、ガス栓のビスが収納物にこすれて外れ落ちる恐れがあり、ガス栓が半開になるとガス漏れする可能性がある。
2002年と03年、05年に各1件、キャビネット内にたまったガスに引火する事故が発生。先月下旬には、横浜市内で女性が顔や両腕にやけどを負い、救急車で運ばれる事故があった。
無償点検の対象は、引き出し型キャビネットが普及した1998年以降、このガス栓の製造が終了した04年1月までに設置された約131万台分。
(読売新聞) - 2月27日20時22分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060227-00000413-yom-soci