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未公開株は「上場後に確実に値が上がる」との思惑などから、特に個人投資家らに人気が高い。詐欺まがいの勧誘をする違法業者もあり、同センターは、正規の証券会社から購入するよう呼び掛けている。
同センターによると、未公開株をめぐっては「上場後に必ず上がる」「近く上場予定の株を買いませんか」などの誘い文句で購入させる手口が多い。中には未公開株を1000万円近く購入したが値上がりしていないケースや、上場していないなどのケースがある。
新規上場予定の未公開株は通常、証券会社を通じて応募。抽選で当たった投資家が入手できるほか、株主と相対取引で購入が可能だ。金融庁に証券業登録していないブローカーを通じた売買は認められていないが、違法販売する業者が警察に摘発される例も目立つ。
野村証券金融経済研究所の調べでは、2004年は新規上場した171銘柄のうち、上場後に初めてついた株価である初値が、個人投資家らへの公募価格を下回ったのは7件。05年は159銘柄が上場し、値下がり株はわずか4件しかなかった。
ただ大手証券幹部は「株価は必ず上昇するわけではない」とした上で、「トラブルを防ぐには、株式投資が必ず自己責任を伴うことを再認識する必要がある」と指摘している。(共同)
(02/27 19:38)