2006年02月23日(木) 00時00分
「ネット銀行」提携を解消 ヤフーとあおぞら銀行 (東京新聞)
インターネットのポータル(玄関口)サイト最大手のヤフーは23日、ネット銀行参入を目指してあおぞら銀行と結んでいた提携関係を解消することを決めた、と発表した。両社は連名で提携解消の理由を「方向性が必ずしも同じとはいえないことが明らかになった」と説明した。
カード決済代行などでの提携は続けるが、ネット銀行分野では自前での参入や提携相手の再選定など、それぞれ戦略を練り直す。
両社は昨年4月に業務提携契約を締結。ヤフーはあおぞら銀の子会社のあおぞら信託銀行を傘下に収めネット銀行に参入する計画だった。ヤフーは既にあおぞら信託の発行済み株式の14・9%分を出資していたが、提携解消に伴い、あおぞら銀が買い戻すことになる。
ネット専業銀行で先行するソニー、イーバンク、ジャパンネットの3銀行の業績は好調で、同分野への参入を目指す情報技術(IT)系と金融機関との協力を模索する動きが活発化している。楽天と東京都民銀行が提携。また西京銀行(山口県周南市)は昨年ライブドアと提携に合意していたが、ライブドアが東京地検の強制捜査を受けたことから事業化がストップ、計画の練り直しを迫られている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20060223/fls_____detail__079.shtml