2006年02月17日(金) 21時03分
三菱UFJのシステム完全統合、08年末にずれ込み(読売新聞)
三菱UFJフィナンシャル・グループは17日、旧東京三菱銀行と旧UFJ銀行の合併を3か月延期した影響などを盛り込んだ経営健全化計画を金融庁に提出した。
両行のコンピューターシステムの完全統合時期は昨年2月の当初計画より1年遅れ、2008年末となる。
統合効果の本格的な実現が09年度にずれ込むことで、08年度の税引き後利益も当初見込みの約1兆1000億円から約1兆円に引き下げる。
また、現在8205億円残っている公的資金については、07年3月までに完済するとしている。
今年1月に誕生した三菱東京UFJ銀行は、旧2行のシステムを残したまま接続する第一段階のシステム統合にとどまっているため、現金自動預け払い機(ATM)による通帳の繰り越しなど、相互利用できないサービスが残っている。システム完全統合の1年延期が正式に決まったことで、利用者のサービスは今後3年近く制約されることになる。
(読売新聞) - 2月17日21時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060217-00000013-yom-bus_all