2006年02月15日(水) 00時18分

ライブドアが決算開示、監査法人「意見表明できず」（読売新聞）

　ライブドアは１４日夜、２００５年１０〜１２月期連結決算を東京証券取引所のインターネット上の資料開示システムで発表した。

　グループ企業の増加で、売上高、利益とも前年同期比で大幅に増加したが、東京地検に財務資料などが押収されているため、港陽監査法人が「（開示内容が適正かどうか）意見表明のための手続きを実施することができない」と異例のコメントを添えた。

　決算資料では、投資家への経営上のリスクなどを指摘する「事業の概況に関する特別記載事項」の中で、前社長の堀江貴文被告ら幹部４人が証券取引法違反容疑で東京地検に逮捕、起訴された事実を記載し、「今後、裁判に発展する可能性がある」との見通しを示した。

　また、事件でメディアエクスチェンジなど子会社がグループから離脱する動きを示していることに関し、「事業上の連携が十分に取れない可能性がある」と、グループ経営に支障が出る恐れに触れている。

　決算の業績自体は、１２月にサーバー運営のメディアエクスチェンジなどを相次いで子会社化したことや、前社長の堀江貴文被告のテレビ出演効果などで広告収入が増加し、売上高は前年同期比４・２８倍の５１８億円、税引き後利益は１０・８１倍の４９億円と大幅に拡大した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060214-00000115-yom-bus_all