2006年02月15日(水) 13時01分
詐欺:通信販売でパソコン代詐取、被害相談相次ぐ−−県消費生活センター /青森(毎日新聞)
ファクス広告のパソコン通信販売を装い、前払いの代金をだまし取る「通信販売詐欺」の被害相談が県消費生活センターに相次いでいる。04年2月から06年1月までに10人が計約60万円だまし取られており、同センターが注意を呼び掛けている。
同センターによると、05年11月に津軽地方に住む自営業の50代男性から被害の相談があった。男性方のファクスに同年6月、「NEC A4ノート液晶パソコンが超特価!!」と書かれたファクス広告が来た。「標準価格13万8800円のところ、特別価格5万5800円」とあり、男性は指定された銀行口座に代金を前払いした。
しかしその後、「卸元の出荷が遅れて納品が遅くなる」とのファクスが3回送られ、8月には「キャンセル希望の方は依頼書を送付してください」との連絡があった。男性はキャンセルしたが、返金されていない。業者は北海道内の住所で、フリーダイヤルの電話番号があるが、1月31日現在使われていない。
業者は自営業者や公民館、学校などに定期的にファクス広告を送っている。同センターは同様の被害相談が10件あったため、悪質な詐欺事件として被害者に警察へ被害届を出すよう助言している。【長谷川典義】
2月15日朝刊
(毎日新聞) - 2月15日13時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000165-mailo-l02