2006年02月13日(月) 21時13分
アガリクス製品を販売中止 キリン子会社(共同通信)
記者会見で質問に答えるキリンウェルフーズの野中淳一社長。左は小森昌樹品質保証部長=13日夜、厚労省
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厚生労働省は13日、健康食品「アガリクス」を原材料とする「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒(かりゅう)」に発がんを促進する作用が認められたとして、キリンウェルフーズ(東京都江東区)に対し、自主的な販売停止と回収を要請した。同時に食品安全委員会に販売停止の可否を諮問した。
キリンウェルフーズは同日、顆粒だけでなく、錠剤を含むすべてのアガリクス商品の販売を中止、回収すると発表した。
アガリクスはカワリハラタケと呼ばれるキノコの1種。「がんの予防効果がある」などと言われ健康食品として広く販売されている。厚労省による今回の販売停止要請は1社の製品に限ったものだが、約350億円といわれるアガリクス市場への影響は必至だ。
(共同通信) - 2月13日21時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060213-00000211-kyodo-soci