2006年02月10日(金) 16時01分
特定商取引法違反:「こんな布団使っていたら肺がんになる」虚偽説明の男逮捕 /高知(毎日新聞)
◇寝具修繕会社を捜索
高知南署などは9日、高知市南御座、寝具修繕業「シンソーライフ」従業員、近藤清志容疑者(35)を特定商取引法違反(不実の告知)容疑で逮捕した。
調べでは、近藤容疑者は昨年10月初旬、高知市鴨部の女性(78)方と、同市浦戸の女性(67)方を訪れ、布団の修繕契約を勧誘。その際、女性が使用していた羽毛布団を蛍光灯にかざして、「黒くなっているのがカビや。こんな布団を使ってたらぜんそくになる」「肺がんになる」などと、契約に関して虚偽の説明をした疑い。近藤容疑者は「病気になるとは言ったが、絶対になるとは言っていない」と話しているという。
2人は、修繕契約と、布団や汗取りパッドなど計40万円の購入契約を結ばされた。1人は代金を支払わず、もう1人も不審に思った家族が県消費生活センターに相談し返還された。
高知南署が昨年10月、家族から相談を受け捜査。同署などは、9日午前、同市北本町2の会社事務所など4カ所を家宅捜索し、布団など222点を押収した。同様の相談が他にもあり、会社ぐるみの犯行の可能性もあるとして余罪を追及する。【米山淳】
2月10日朝刊
(毎日新聞) - 2月10日16時1分更新
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