2006年02月09日(木) 00時00分

悪質リフォーム被害２２２億円　昨年 警察庁まとめ　前年の１６倍以上 （東京新聞）

　高齢者などを狙った訪問販売による悪質リフォーム事件で、昨年一年間の被害額が約二百二十二億九千万円に上り、前年の十六倍以上になったことが九日、警察庁のまとめで分かった。

　前年の被害額は約十三億五千八百万円。一人当たりの被害額も前年の約二十八万円から約九十二万円へと高額化した。摘発事件数は前年より四十二件多い六十四件。摘発人数は前年の五倍となる百八十五人に上った。被害者数も約五倍となる二万四千百七十三人に達している。

　警視庁が摘発したサムニングループによるリフォーム詐欺事件では、被害額が約百十五億円に上り、約五千四百人が契約を結ばされた。徳島県警も約千百人が計二億三千二百万円の契約を結んだ事件を摘発した。

　リフォーム事件を含む生活経済事案全体の摘発は九千百十七事件、一万二千五百六十二人にのぼり、一九九〇年に統計を取り始めてから最多となった。ヤミ金融事件では摘発件数が前年より約二割減少している。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060209/eve_____sya_____004.shtml