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調べでは高橋容疑者は昨年二−三月、銀行のコンピューターから預金者の住所や名前、性別、生年月日、口座番号などの情報を同支店の女性行員に指示して印字させ、詐欺グループの拠点とみられる東京都新宿区の指定暴力団住吉会系会社事務所に持ち込んだ疑い。容疑を認めているという。
流出した顧客情報は個人分が六百二十八件、法人分が六百二十三件に上り、一部に融資状況や預金残高情報が含まれていた。同行は「情報が流出した顧客からの被害の訴えなどは今のところない」としている。
顧客情報が持ち込まれていたのは、住吉会系有限会社「勇心愛」の事務所。登記簿によると、同社は飲食店経営を事業目的としている。特捜隊は昨年六月−今年一月、偽造クレジットカードで購入した家電製品などを転売したなどとして、詐欺や組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで同社を摘発。昨年十二月の家宅捜索で、同行の顧客情報の資料が発見された。
警視庁からの通報で同行は今月一日、業務上横領容疑で高橋容疑者を告訴。同行は「極めて遺憾で心より深くおわびします。捜査に全面協力し、事態の解明に努め、不詳事件の再発防止に取り組みます」とのコメントを発表した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060208/eve_____sya_____004.shtml